曳山行事のあらまし
曳山行事のあらまし
「土崎神明社祭の曳山行事」は多くの人が7月20日・21日を思い浮かべますが、祭典の神事は毎年5月の第1日曜日に行われる、その年の総括委員長、副委員長および各町内の曳山委員長の「就任奉告祭」で始まります。一方、曳山奉納町内では、6月上旬から7月上旬にかけて曳山の「蔵出し」が行われ、曳山制作が本格化します。7月1日の「清祓」15日の「降神祭」「大会所開き」、統前町を皮切りに町内ごとに開かれる「会所開き」など、多彩な神事が連日続き、祭典の準備が着々と行われていきます。
20日は、朝から各町内の曳山が神社を参拝(「郷社参り」)し、午後6時からは土崎神明社において、「宵宮祭」が行われます。
21日は早朝から「奉幣神事」「例大祭」「御旅所祭」などの神事が続きます。曳山は「御旅所祭」の後、「御幸曳山」「戻り曳山」と続き、土崎は大いに賑わいます。
そして、祭りが終わった翌日の22日には曳山は解体され、大会所では「昇神祭」が行われます。この後、9月第1日曜日の「離任奉告祭」を経て、その年の神事が終了します。
このような多彩な神事とともに、時節を反映した見返しの趣向を競うなど、風流の要素を色濃く残した地域を代表する祭り行事として極めて貴重であるという理由で、国指定の重要無形民俗文化財となっています。
-
- 5月・第1日曜日
-
就任奉告祭
-
- 6月上旬~7月上旬
-
蔵出し
-
- 7月1日~
-
清祓
-
- 7月15日
-
白幟樹立
-
- 7月15日
-
降神祭・大会所開き
-
- 7月15日
-
会所開き
-
- 7月16日~
-
日拝の神事
-
- 7月18日
-
日和祭
-
- 7月19日
-
御旅所清祓
-
- 7月20日
-
衣紋清
-
- 7月20日
-
郷社参り
-
- 7月20日
-
宵宮祭
-
- 7月21日
-
奉幣神事
-
- 7月21日
-
例大祭
-
- 7月21日
-
出御祭
-
- 7月21日
-
穀保町御旅所祭
-
- 7月21日
-
御幸曳山
-
- 7月21日
-
相染町御旅所祭
-
- 7月21日
-
還御祭
-
- 7月21日
-
戻り曳山
-
- 7月22日
-
曳山解体
-
- 7月22日
-
昇神祭
-
- 7月22日~
-
札納め・笠納め
-
- 9月第1日曜日
-
離任奉告祭