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  • 曳山の歴史

土崎港曳山まつり

「土崎神明社祭の曳山行事」は、
土崎の総鎮守として崇敬されてきた土崎神明社の例祭であり、
国の重要無形民俗文化財であるとともに、
「土崎港曳山まつり」とも呼ばれ多くの人々に親しまれています。
曳山行事の本番は7月20日・21日ですが、
前後の期間には様々な神事が行われています。
歴史も古く、土崎の人々には欠かすことのできない、
地域に根付いた祭り行事です。

土崎港(つちざきみなと)と土崎の総鎮守 土崎神明社

  • 土崎神明社

土崎港は現在の秋田県秋田市北部にある地区です。中世の城下町であり、古くから港町として栄え、北前船の寄港地でもありました。

土崎神明社は天下分け目の決戦、関ケ原の戦いの結果、湊城を居城としていた秋田(安東)氏が国替えとなり、代わって常陸(現在の茨城県)より佐竹氏が湊城に入ります。佐竹氏は秋田への国替え後、すぐに新しい町造りに着手。新たに久保田城(現在の千秋公園)を築き、湊城を廃城にして移るとともに、土崎の住民を強制的に移住させ、城下町を整備しました。その結果、土崎の町は住民の数が大幅に減りました。しかし、古くから全国有数の港町であった土崎は、やがて活気を取り戻していきます。そうした中で、元和六年(1620)、土崎の肝煎・川口氏の氏神であった神明社(祭神は天照皇大神)を湊城の跡地(現在の神明社)に移し、土崎の町の総鎮守としたことが土崎神明社のはじまりです。このように、土崎神明社は、中世の城下町であった土崎が、国替えと新しい城・城下町の建設により大きく様変わりする中で、新たな時代の町の発展を願い創造されたのです。

祭りの流れ
平成25年度開催より

7月20日

  • 各町内出発
    曳山の運行 [土崎地区一帯]
  • 朝~
    1郷社参り(ごうしゃまいり)
  • 18時~
    宵宮祭(よいみやさい) [土崎神明社]
  • 19時~21時
    ふれあいまつり [郷社通り・本町通り・中央通り]
  • 土崎曳山まつりマップ

1郷社参り

郷社参り
郷社参り
郷社参り

20日朝から各町内は曳山を奉納・参拝(郷社参り)するために土崎神明社を目指します。その前後、自町内を中心に土崎地区一帯を曳き回します。

2御旅所祭 [穀保町]

御旅所祭 [穀保町]
御旅所祭 [穀保町]
御旅所祭 [穀保町]

21日朝~昼。土崎神明社で例大祭・出御祭が執り行われ、神輿が穀保町の御旅所を目指します。一方、各町内の曳山は穀保町に集合し一列に並び、神輿を出迎えます。

3神輿渡御

神輿渡御
神輿渡御
神輿渡御

21日昼過ぎ、神輿は穀保町での御旅所祭を終え、相染町の御旅所へ向かいます。平成25年度は土崎神明社鎮座四百年を記念して、本町通りを徒歩で巡幸し、浦安の舞も披露されました。

4御幸曳山

御幸曳山
御幸曳山
御幸曳山

21日12時30分、相染町へ向かう神輿の後を追って、曳山は御幸曳山となり、勇壮な運行が行われます。また、観衆が多く集まる場所では、各町内自慢の演芸が披露されます。

5御旅所祭 [相染町]

御旅所祭 [相染町]
御旅所祭 [相染町]
御旅所祭 [相染町]

21日14時30分に相染町の御旅所祭が行われます。その後、神輿は土崎神明社に戻り、還御祭が執り行われます。

6戻り曳山

戻り曳山
戻り曳山
戻り曳山

21日20時。狼煙の合図とともに戻り曳山が運行され、自町内へ戻ります。「あいや節」が演奏される中、昼にも増して威勢良く曳山が曳かれ、揺れる提灯に祭りの哀愁が漂います。

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